こんにちは、どろまんじゅうです。
今回は!家族との思い出を振り返るシリーズです。
思い出ってずっと忘れないもののように感じるけど、定期的に思い出さないと案外細かいところを忘れちゃう気がして、書き残すことにしました。
シリーズ第一弾はお姉ちゃんとの思い出。
大好きなお姉ちゃんへ!!
小学校入学前
当時、どろまんじゅうは鼻くそを食べる習慣がありました(キモすぎ)。
両親には汚いよやめなよと言われていましたが気にせず食べていました。
そんなある時お姉ちゃんが、「鼻くそとれた。」とお知らせして来ました。
お!と思ったおいらは、「食べてみなよ!意外と美味しいよ」とオススメ。
お姉ちゃんはちょっと躊躇った後に鼻くそを食べました。
(彼女の名誉の為に言っておきますがこの時お姉ちゃんも幼少期です)
すかさず「お味は?」と聞く私。
お姉ちゃんはニヤリとして、「結構美味しい笑」と言いました。
嬉しかったな。ふふ。
小学校時代
小学校に上がると記憶がかなりハッキリしてきているので、本当に沢山のエピソードがあります。
微笑ましいエピソードをいくつかご紹介。
アニメにどハマりし巨大扇子を自作する
この頃、木曜日の夜放送していたアニメにどハマりしました。
2人して特に好きだったのは、巨大な扇子を持っているキャラでした。
そのキャラの巨大扇子に憧れすぎた子供達は、 牛乳パックで自作することを試みました。
空になった牛乳パックを開いて、細長く繋げ、それをいくつも作り、根本をまとめて扇子の形にしようとしたのです。伝わる?
結局上手くはいかなかったけれど、2人きりの大掛かりな工作はとても楽しかったです。
ちょうどこの時から子供部屋みたいなスペースを作ってもらえて、そこで遊ぶ時間がおいらはとても好きでした。
空き箱でパソコンを作ったり、小さい缶をゲーム機にしたり、ぬいぐるみにやらせる劇の台本を考えたり、作曲に明け暮れた日々もありました。
またやりたいです。今ならもっとクオリティの高いものが作れるはず。
代わりに書いてくれた連絡帳
続いてはどろまんじゅうが大好きなエピソードです。
あれはプールの授業の日でした。
学校に着いてから、どろまんじゅうはある忘れ物に気がつきました。
プールのセットはちゃんと持って来たのに、プールカードがない…!!
プールカードって、体温の記入と親のハンコが必要なあれです。これがないとプールに入れない。
今の私なら「見学だねラッキー!」となるところですが、小学生はもっと繊細です。
忘れ物は絶望の始まり。
先生になんて言おう、
水着はあるのに見学なんて恥ずかしい、
怒られたらどうしよう……
困ったおいらは、「お姉ちゃんに親のふりして連絡帳書いてもらおう」と思い至りました。
要は保護者の体調確認が必要なわけで、お姉ちゃんも広い意味では保護者と言えるんじゃないか。
連絡帳に「プールカード忘れたけどこの子は元気なのでプール入れてあげて下さい」と書いてもらおうと考えたわけです。
同じ学校にお姉ちゃんがいて良かった!と思いながら、休み時間に連絡帳と鉛筆を握りしめ五年生の教室へ。
上の学年ってなんか怖いよね、ドキドキしながらお姉ちゃんを探して廊下へ呼び出しました。
どろ「プールカード忘れちゃったから、大人っぽく連絡帳書いて!」
廊下のすみに体育座りをして、膝の上で一生懸命連絡帳を書くお姉ちゃんの姿を忘れることはありません。
お姉ちゃんは「うーん…なんて書けばいいんだ…」と「大人っぽい文章」に頭を悩ませ、何度か書き直しながら連絡帳を書いてくれました。
私は横から覗き込みながら、「そうそう!そんな感じ!なんかサインも書いといて!」とはしゃいでいた気がします。
普段学校の中で顔を合わせることがないので、休み時間にお姉ちゃんと一緒にいるという状況は新鮮で楽しかったです。
「これでいいかわかんないけど…だめだったらごめんね笑」と渡してくれた連絡帳を見ると、綺麗な字で「体温○○度です。プール参加させてあげて下さい。(姉の名前)」みたいなことが書いてありました。
なかなかそれっぽくて、そしてお姉ちゃんに家族を感じて、どろまんじゅうはとても嬉しくなりました。
どろ「おお!いい感じ!いけるいける!ありがとう!」
とルンルンで自分の教室へ戻り、先生にそれを見せました。
どろ「今日プールカード忘れちゃって、でもお姉ちゃんが連絡帳書いてくれてて…」
ドキドキしながら説明します。
どうかな……
先生「…お姉さんに免じて、今回は入っていいですよ。ε-(´∀` )」
やったー!!!
お姉ちゃんのおかげで、どろまんじゅうはプールに入ることができました。ありがとう。
家に帰ってから、
「プール入れたよ!(^◇^)」と報告すると、
「あれで?…それなら良かったよ笑」と照れ笑いのお姉ちゃん。
とても頼りになる人です。
中学〜高校時代
どろまんじゅうとお姉ちゃんは同じ学校同じ部活だったので、学校での思い出は数えきれません。
というわけで、案外忘れてそうな学校以外の思い出から話してみましょう。
趣味のこと
中学生になってからスマホをゲットした我々は、YouTubeやニコニコ動画を見るようになりました。
そこである歌い手さんにハマります。
最初に見つけたのはお姉ちゃん。どろまんじゅうに教えてくれました。
「いや、おいらはボカロはオリジナル派だから」とか言っていたどろまんじゅうも気づいたら熱中。なかなかええやん。
新作動画が上がるとニコ生があるので、お母さんのパソコンを借りて2人で聴きました。
コラボがあった時は大盛り上がりでしたね。
その人のリリイベに一緒に行った時、本人と握手することができたのですが、
2人して感想は「めっっっちゃ手スベスベだったね……」でした。
ハンドクリーム塗ろうね、なんて帰り道で話しました。
修学旅行
どろまんじゅうが修学旅行で海外に行って、家に帰って来た日のことです。
久しぶりにお姉ちゃんに会えるので、それはそれは帰るのを楽しみにしていました。
あえて「今から帰るよ」の連絡はせず、サプライズする気持ちの帰り道。
段々と近付く我が家に胸が高鳴ります。
最寄駅を出て、
いつもの橋を渡って、
マンションのエレベーターを上がって、
家の鍵を取り出して。
ガチャ…
「ただいま!」とリビングに入ると
キッチンに向かうお姉ちゃんがいました。
お姉ちゃんの顔を見たら、なんだか感極まってしまい、涙が溢れるどろまんじゅう。
つられて泣いちゃうお姉ちゃん。
思いの外感動の再会になりました。
お姉ちゃんは「帰ってくる日は和食が食べたい!」と言っていたおいらのためにご飯の準備をしてくれていて、それでキッチンにいたようです。
楽しい夜でした。
あんたとおったらおもろいわ
最後は学校の思い出です。
どろまんじゅうの「文化祭一緒にまわろうよ」により文化祭を2人で回ることになった我々。
文化祭の日、やたらぴちぴちのクラスTシャツを着てきて
「なんかこのクラTちっちゃくない?笑笑」と言っているお姉ちゃんでもう面白い。
やっぱりお姉ちゃんと一緒にいるのは楽しくて面白いです。
体育祭の時も、「体育祭お弁当一緒に食べようよ」と言ったら一緒に食べてくれました。
私はそもそも食べる相手がいなかった(いつもぼっち弁)けど、お姉ちゃんはいたはずなので、断らなかったのは優しさでしょう。
お姉ちゃんが卒業する年、最後のお弁当の日もせっかくなので一緒に食べました。
カッチャマ(時々トッチャマ)の作るお弁当が大好きなお姉ちゃん、「やっぱうちのお弁当レベル高いよね」と最後まで自慢げでした。
また2人でお弁当を食べたいです。
大学入学〜現在
年越し失敗
大学に入って、どろまんじゅうとお姉ちゃんは離れて暮らすようになりました。
年に一回会うかどうか、くらい。
ある年末、久しぶりにお姉ちゃんと実家で年越しが出来ることになり、どろまんじゅうはそれをとても楽しみにしていました。
あれもやろう、これもやろうと考えながら実家に向かう電車の中で、お姉ちゃんからラインが来ました。
「年越しは彼氏と遊ぶ予定」
……………え?( ;∀;)( ;∀;)
もうね、すごいショックでした。
ミーと遊んでくれるんじゃないのかえ……
楽しみにしてたのに……
せめて早く言ってよ……帰省当日に言うなよ……
と。
本当はもっと早く言いたかったけど、どろまんじゅうに申し訳なくて中々言い出せなかったらしいです。
悲しみに暮れる駅のホーム。
仕方ありません。家族と恋人、どっちが融通効くかと言えば家族に決まってます。
大晦日、お姉ちゃんを笑顔で見送ることはできませんでした。
庭の木の陰から車が出て行く音を聞いて、心の中で行ってらっしゃい…。
旅行は楽しかったらしいし、無事に帰って来てくれたから良かったです。
ビッグな器
離れて暮らすようになってから、お姉ちゃんは優しくなりました。
「なんか器が大きくなったなぁ」と思ったエピソードを紹介します。
2人でご飯を食べに行こうとなった時。
沢山迷って決めたお店に向かう途中で、「やっぱ違うところがいいかも…」とぼやき始めるどろまんじゅう。
渋い顔されるかなと思ったけど、お姉ちゃんは
「あそう?じゃあそっちにしようか。席空いてるか電話してみるよ」
と言ってくれました。
なんと寛大な……( ゚д゚)
電話までしてくれることに一番驚きました。おいらが言い出しっぺなのに…
2人で遠くの美術館に行った時。
途中で忘れ物に気づいたどろまんじゅうのテンションがガタ落ちし、急に不機嫌になりました。ごめんね(◞‸◟)
一緒にいる人が不機嫌を態度に出してきたら不快なはずなのに、
お姉ちゃんは
「大丈夫だよ、入れるよ( ᐛ )」
「まぁ行ってみようよ( ᐛ )」
といつも通り。
結局問題なく入れて、
姉「ね?大丈夫だったでしょ(´∀`)」
楽しいお出かけになりました。
トッチャマも含めて3人で遊園地に行った時。
トラブルがあってスタッフさんへの当たりが強くなるトッチャマ、それを見て激萎えのどろまんじゅう。
もうニコリともできないどろまんじゅうとは対照的に、お姉ちゃんは
「まぁまぁまぁ( ´ ▽ ` )」
「まだ間に合うから大丈夫だよ( ´ ▽ ` )」
とフォローし続けました。
スタッフさんにも笑顔で御礼を言って、ここから楽しめば良いじゃないとトッチャマに笑いかけるお姉ちゃん。
その姿が本当に健気で、今でも思い出すだけで涙が出そうです。
仏頂面で何もしないおいらを誰か殴ってくれ…
どろまんじゅうは、あの状況でずっと機嫌良くいられるお姉ちゃんが不思議でした。
どろ「なんでそんなにご機嫌でいられるの。私はもう無理だよ。」
姉「空気が悪いままの方が嫌なんだよ。一刻も早く明るい空気にしたいの。その方が絶対楽しいじゃん。」
それはおいらもそう思う。
おいらは思うだけだったけど、君はちゃんと行動していたから、凄いと思ったよ!
正直、彼女は中高生のときこんなに寛大じゃありませんでした。
2人で出かける時も、「君が乗り気じゃないとこっちまで気分が悪くなる」みたいに言われたことがありますし、
「もっとテンション上げてくんない?!」とキレられたこともあります。
離れて暮らすうちにお姉ちゃんは少し丸くなりました。
昔のお姉ちゃんも、今のお姉ちゃんもどちらも大好きです( ^ω^ )
お姉ちゃんとのこれから
どろまんじゅうにはお姉ちゃんとやりたいことがあります。
それは、もう一回一緒に住むこと!!!
理想は1ヶ月なんですが、1週間でも良いので二人暮らしをしてみたいのです。
かつて子供部屋でやっていたことをもう一回やりたい!
一緒に絵を描いたり、布団で家を作ったり、曲を作ったり(°▽°)
あとおいらの作ったご飯を食べて欲しい。
実現する可能性はかなり低いけど、いつか叶えたい夢です。
これから先、同じ家にいた十何年間より離れて過ごす時間の方が長くなって、
どろまんじゅうの知らないお姉ちゃんが増えていくのはちょっと寂しいです。
でもきょうだいってそういうものだよね。
とにかく元気でいて欲しいです。
時々電話をしようね。
ここまで読んで下さりありがとうございました!
良ければ読者登録をお願いします(о´∀`о)
それではまたね。