どろまんじゅうの日記

備忘録みたいなものです!役には立たないかもだけど良かったら読んでね

おばあちゃんに優しくできない

 

 

こんにちは、どろまんじゅうです。

 

最近、離れて暮らす母方の祖母に会いました。その時の話をします。

ほっこり話ではありません。

 

どろまんじゅうの祖母(バッチャマ)は、どろまんじゅうの母(カッチャマ)と二人暮らしをしていて、母が祖母の介護をしています。

 

介護の毎日にストレスを抱えるカッチャマ。

 

どろまんじゅうは、カッチャマを疲れさせるバッチャマに、あまり優しくできません。

 

 

 

久しぶりのおばあちゃん

久しぶりに会ったバッチャマはとても小さくなって………いるかと思ったら太って大きくなっていました。

 

お腹をポンポンと撫でたら、恥ずかしそうに笑うバッチャマ。

どろまんじゅうのお腹も見せてあげました。これでおあいこ。

 

 

 

バッチャマはもうボケていて、言ったこと言われたことを数分で忘れます。

 

「あなた今何年生?」を30分間で5回くらい聞かれます。

 

そしてその後の会話の流れも同じことの繰り返し。

 

あとどれくらいで卒業?

卒業したらこっちに帰ってくるの?

お父さんのところに住むの?

 

 

時間のコピペです。

 

 

永遠に情報がアップデートされないのです。

 

私は何のために質問に答えるのか。

覚えていてもらえない言葉を返すのは億劫です。

 

言っても忘れちゃうからな、と私の返事もテキトーになっていきます。

 

 

「あなた朝ご飯食べた?」

「うん!」 食べてない。

 

「お小遣いもらった?」

「うん!」 貰ってない。

 

「帰りは○○駅から電車に乗るのねぇ」

「うん!」 違う。

 

「あなたのお昼ご飯はどうするかママに聞いてるの?」

「うん!」 聞いてない。

 

 

なるべく元気よく、大きな声で、テキトーに返事をします。

 

 

おばあちゃんの心配事

バッチャマは昔の人だからなのか、一日中暇だからなのか、ご飯のことをとても気にします。

 

あなた朝ご飯食べた?

お昼ご飯は何食べるの?

何か食べるものあるかね…

冷蔵庫に何かある?

 

私は適当に済ませていることを、バッチャマはとても気にします。

同じタイミングで一緒にご飯を食べないと、あなたご飯どうするのとずっと心配しています。

心配させて悪いなとも思うけれども、もう大人だから、好きなタイミングで好きなように食べたいのです。

 

 

元気だった頃は毎日家族のご飯を用意していたバッチャマ。

ご飯を気にする習慣が染み付いているのでしょう。

 

だからご飯の話ばかりするバッチャマを見ていると、彼女の、これまでの忙しなかった人生を見ているような気分になります。

 

大変だったんだろうな。

 

 

残飯のかなしみ

バッチャマは意外にも、食の好き嫌いが激しい人です。

用意してもらったご飯も、気に食わなければ残します。

 

私はそれが気に食わない。

食べきれないからではなくて、食べたくないから残しているのが分かるからです。

 

用意したご飯を残されるのがこんなに悲しいと、バッチャマは知っているのでしょうか。

 

 

先日はどろまんじゅうも一緒にご飯を作ってバッチャマに出したのですが、見事に残されました。

 

 

「私が作った卵焼き残さないでー!」

 

と、バッチャマの食べ残しを自分の口に詰め込みました。

 

そんなことをしたら余計に悲しくなりました。

 

バッチャマが半分だけかじった卵焼き、具だけ残したお味噌汁、本当はそんなの食べたくありません。

お皿に残っているのが悲しくて、腹立たしくて、無理矢理片付けただけです。

 

 

でもきっと、私の出し方も悪かったのでしょう。単純に量が多かったかも、バッチャマには食べにくかったかも……

 

次の日、お味噌汁にはバッチャマの残した具は入れずに、卵焼きは小さく切って出しました。

 

 

 

バッチャマは全部食べてくれました。

良かった。

 

 

休まらない母

どろまんじゅうは、カッチャマが心配です。

カッチャマは毎日本当に忙しそうにしていて、気が休まることがありません。

 

私は帰省してカッチャマの助けになると思っていたけれど、

どうやらカッチャマは、子供が帰ってくることで「何かしてやらなきゃ」という母親の性分が出てきてしまって、それはそれで落ち着かないらしいのです。

 

カッチャマはおしゃべりな人だと思っていたのですが、「あんたに気遣って喋ってんのよ」と言われました。

 

「え、そうだったの。ごめん。」となる私。

 

せめてマッサージでもしようとカッチャマの背中に手を添えると、カッチカチでひどく心配になりました。

 

バッチャマの愚痴を言いながら深いため息をつく、凝り固まった背中。

 

カッチャマ、急に死んだりしないでね。

 

 

 

そんなわけで、おばあちゃんと過ごした記録でした。

 

 

ここまで読んで下さりありがとうございました!

 

それではまたね。